stranger on this earth
今日のお題
もしあなたの自伝を本にするとしたら、タイトルは何にしますか?
"stranger on this earth" です。
意味は、「この世界におけるよそ者」となります。
本来ならば、よそ者にならずにすんだはずなのに、「この世界」ではよそ者になってしまった。「あの世界」ではならないはずなのに。
ってな感じの意味を持った僕が作った表現です。でだ、気がつかれている方もおられると思いますが、文法ミスがあります。それは
this earth
と書いているところです。地球は一つしかないから「これ」とか「あれ」とかはありません。会話で、
A:僕は地球生まれだし。
B:地球って、どの地球??
ってことは普通ありえませんし。2丁目先の地球とかがあるのなら話は別ですが。
しかし、絶望状態におかれた人にとっては、この世界と言うものがかなり希薄なものに感じられることもあります。
『自分が属することができない「この世界」ではなく、自分が属することができた世界(=あの世界)にいたかった。何故自分はここにいるのだろう?』
ってな意味合いをもたせるために、この表現にしました。だから、文法的に正しい
the earth
と書いたら、意味が全く違ってしまいます。
と、書いてはみたのですが、この表現で表したかったことを簡単に書くのは無理です(笑)。もしも、意味を掴もうとしたら、この表現を僕が思いつくに至った過程において重要な本として、アルベール・カミュの「シシューポスの神話」がありますので、それを参照してください。特にこの中の「不条理と自殺」「シシューポスの神話」「カフカに関する考察」及び前書きでカミュが述べている不条理の意味が重要です。あと、精神分裂症に関する資料かな。(*'-')
で、何故にこの表現を作ったのかですが、当時僕がやっていたオリジナル・バンドの曲を作っていたときに、『完全なる孤立・孤独・排他』を表現する文章を考えていたんです。で、その時に、いきなり浮かんできたのが、この表現だったんです。たった4つの単語で、自分が表現したかった状態が書けたときは、嬉しいとかの感情を通り越して、何かが降りてきたってな感じでした。
これから先、他にも色々なことを考え付いたり、思いついたりしてもこの表現を超える物が現れる可能性は無いとは言えませんが、かなり低いと思います。
もしも、(何がどうなったら、こうなるのかは分からんが)僕が自伝を書くようなことになったら、この表現に出会うまでの道筋はメインの一つになるだろうし。17歳の9月に問題を見つけて、それに取り組んでいた日々の道すがらにふと見つけましたし。因みにそれは25歳の5月ぐらいだと思います。何月何日ってのは残していないのよ。(^-^;
最後にひとつ。
気がつかれた方もおられると思いますが、ここのブログのURLを見てみてね。(b^-゜)
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