ラム/ポール&リンダ・マッカートニー
ポールとリンダ両者名義の唯一のアルバムです。この作品の次から、バンド形式(ウィングス)で暫くの間アルバムを発表していきます。
聴き応えはかなりあるのですが、全体的にリラックスしたような感じも受けるアルバムです。ジャケットからの影響でしょうか、多少オーガニックな感じがします。何となく牧歌的な雰囲気を感じます。
有名な曲としては5曲目の「アンクル・アルバート~ハルセイ提督」が筆頭だと思います。悲しい前半部分と、楽しい後半部分によるメドレー作品です。
そして、今回のワンポイントとして8曲目"モンクベリー・ムーン・デライト"を紹介いたします。
ポールはバラード作品での評価がかなり高いですが、その半面、かなりヘヴィな曲も沢山書いています。特に有名なのは"へルター・スケルター"だと思います。
そして、今回取り上げたこの曲もかなり重く、ポールの歌声もかなりワイルドなものになっています。歌詞の内容は不明なのですが、かなり緊張した感じがします。
あと、最期の曲(ボーナストラックを除く)「バック・シート」はバラード作品なのですが、あの終わり方は、甘いバラードだけを書く人には作れないと思います。ヘヴィロックも書けるポールだからこそ、思いついた終わり方なのでは。
最期にお薦め度ですが、これは普通にポップスが好きな方が聴かれても全く問題ありません。お薦めいたします。それと、ちょっと癖があるアルバムがお好きな方も一度聴かれてみてはいかがでしょうか。それなりに若干癖はあるので。個人的には7曲目の"Heart Of The Country"があんな終わり方をするとは思いもしませんでした。
↑"ラム"のオーケストラ盤です。ポールが偽名でやっています。今では、中古でも5,000円するみたいです。(・ω・)
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