原子心母/ピンク・フロイド
ピンクフロイド5枚目のアルバム。フロイドファンはおろか、多くの音楽好きに愛されている1枚。
1曲目はLPの片面全部を使った大曲(23分近く)。2~4曲目はポップな感じの曲で、5曲目は朝食の風景をイメージした効果音を挟んだ、爽やかな感じの組曲。
タイトルナンバーである1曲目は、クラシック・現代音楽・ロック・ブルース等の多くの音楽要素を含みつつ、ドラマティックに仕上げています。
(ここからB面)2曲目はアコースティックナンバー。3曲目はポップスかと思いきや途中から激しい展開に行く面白い曲。4曲目は前半は穏やかだけど、最期のギターソロがパワフルなバラード。5曲目は先述したように、朝食を作って食べる効果音(ミュージックコンクレート?)を挟んだ組曲です。(c)モーニング・グローリーはかなりのお気に入り。休暇の朝とかにぴったりかも。
で、このアルバム、発売したら各国で反響がありまして、日本も例外ではありませんでした。また、このアルバムによってある文化が盛んになりました。それは『邦題』です。
これまでも海外の曲に邦題はつけられていましたが、このアルバムの意味不明な邦題(因みに原題をそのまま直訳したものです)が出てから、邦題に凝る会社が増えたそうです。同ジャンルだからか、プログレは結構凝った邦題が多いです。『悪魔祓いのフォトグラファー』とか『人々の嘆き』とか『踊る鳥人間』とか
HMにも素晴らしい邦題が結構ありますよねぇ。でも、ドゥームメタルとかデスメタルになると、たまにどう読んだらよいのか分からない難しい漢字が出てくるのでちと困る(笑)。あと、オジー・オズボーンの『暗闇にドッキリ』には笑った。もう、笑うしかなかった。(^-^;
あとジャケットの牛ですが、何年だったか忘れたのですが丑年になるときのサザン・オール・スターズの年越しライブのセットに使われていました。左右反転させてステージの右奥と左奥に配置していたはず。
因みに、この牛の名前は「ルルベル3世」と言うそうです。
あと、裏ジャケットは3匹の牛のアップです。
内ジャケットは、白黒の牛の群れの写真です。
ひょっとしたら、このアルバムの正式ジャンルは「牛」かも。(゚∀゚)
最期にお薦め度ですが、プログレを聴いてみたい方にだけに限らず、音楽が好きな方全般にお薦めいたします。一聴の価値はあると思います。
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