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ザ・ウォール/ピンク・フロイド

 ピンク・フロイド11枚目のオリジナルアルバム。

 このアルバムの特色を箇条書きで書きますと、

○『狂気』と同じく、ギネスブックに載った(最も売れた2枚組アルバムとして)。

○パンクロック・ニューウェイブが主流の時期、プログレ勢は「オールド・ウェイブ」とか言われていた時期に、2300枚(二枚組みなので、実際は1150セット)売り、シングルカットされた「アナザー・ブリックス・イン・ザ・ウォール Pt.2」は、(確かアメリカで)シングル部門年間2位の売り上げを達成。因みに1位はこの年デビューしたデフ・レパードでした。因みに、アナザー~のB面は「ワン・オブ・マイ・ターンズ」。

○このアルバムは主人公(ピンク)の人生をストーリーとして追う形で進行していき、その一部はロジャーの人生と重なる部分があります(主人公が産まれる前に父親が戦死したところ等)。因みに、歌詞は前作に引き続いて全部ロジャーが書いています。

○今作で、ロジャーが完全に主導権を握りました。その結果、キーボードのリック・ライトが解雇されるという事態も発生しました。このアルバムの鍵盤楽器の大半は、リックが弾いていないそうです(外部の人を雇ったらしい)。尚、ライブでのリックの扱いはセッション・ミュージシャンだったそうです。

○大掛かりなライブを行った(ライブ中に客席との間に壁を作る等)を行ったのですが、その結果赤字になったそうです。幸か不幸か、リックだけは首になっていたので、赤字を背負わなくてよかったそうです。

○売れに売れたアルバムだけあって、収録されている曲のレベルはかなり高いです。テーマとかとても重いのですが、曲の長さとかのバランスが良いのか、前作「アニマルズ」よりは聴きやすいと思います。フロイドファンとしては欠かせない曲が多々あると思うのですが、以下、特に重要と思う曲を『独断と偏見』で選んでみました。

イン・ザ・フレッシュ?
アナザー・ブリックス・イン・ザ・ウォール Pt.2
マザー
ヘイ・ユー
ノーバディ・ホーム
コンフォータブリ・ナム
ラン・ライク・ヘル
トライアル

 これらの曲は、重要かも。

○映画化されました。主役を演じたのは"I don't like monday"でも有名なボブ・ゲルドフ。尚、映画では、一部の歌はボブ自身が歌っています。あと、映画化されたときにはアルバム未収録になった曲も発表されています。

ホワット・シャル・ウィー・ドゥ・ナウ?

ウェン・ザ・タイガーズ・ブローク・フリー

の2曲。因みに「ウェン~」は今世紀になってCD化されました。この2曲、どちらも消すには勿体無い曲です。

○ベルリンの壁が崩壊した後のドイツ・ベルリンで、ロジャーのソロ名義でこのアルバムの再現コンサートを行っております。参加したゲストミュージシャンは、スコーピオンズ、シンニード・オコナー、シンディ・ローパー、ブライアン・アダムス等々。

○次回作も、このアルバムと関係があります。

 フロイド及びプログレ初心者の方へのお薦め度ですが、内容は重い(少なくとも、楽しい内容ではありません)ですが、一度聴いてみてください。人によっては「狂気」よりも理解しやすいかもしれません。あと、映画と併せると更に分かりやすくなります。 

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