マッカートニーⅡ/ポール・マッカートニー
ポールのソロ10作目。殆どポールが一人で演奏とかしたアルバムです。
全体的にこじんまりとしたアルバムです。まぁ、殆どポールが一人で作業をしたアルバムだし。変に壮大になってしまったらかえってビックリだ。
アルバム全体の雰囲気は、少し軽めです。当時流行ったテクノポップっぽい曲もやっています。あと、ポールにしては珍しくシンセサイザーを思いっきり使用した曲もあります。LPだとB面の1~3曲(CDだと6~8曲目)やね。あと、4曲目の"ウォーターフォールズ"もシンセを結構使っていると思います。この曲は、かなり人気があるそうです。
で、今回のピックアップは
8曲目(LPではB面3曲目):フローズン・ジャパニーズ(原題:Frozen Jap)
えぇっと、曲の内容は置いておきます。で、この当時のポールの境遇ですが、日本へツアーに来た時にマリファナを持っていたって事で逮捕されて、ツアーは全部中止。9日間拘束されて国外退去になりました。で、その後にこの曲が出たので日本を揶揄したのかと思われがちなのですが、ライナーノーツによると、曲を作ったのは日本に来る前で、元々は雪化粧の富士山を思い浮かべて作ったそうです。あと、"Jap(注:日本人を見下すような言い方だそうです)"に関しては、日本人のデザイナーが"JAP"って言うブランドをやっているので、全然OKだと思ったそうな。ソースは先ほども書きましたがライナー・ノーツです。
でも、メロディはどちらかと言うと、チャイナっぽい気がするのだが(笑)。この方といい、デニー・レーンと言い(笑)。
注:デニー・レーンはこの事件に関して"ジャパニーズ・ティアーズ"って言う曲を書いています。内容は、日本のファン向けなのですが、(未見なのですが)PVとかメロディからして彼も、どうもチャイナと混同しているっぽいです。
で、お薦め度ですが、微妙。ポールが半分お遊びで気楽に作ったアルバムってのを前提にして聴くと気に入るかも。悪くは無いのですが、先ほども書いたように、壮大な展開とかはありません。
因みに僕個人は、このアルバムがかなり気に入っています。つか、このアルバムに収録されている"ワン・オブ・ジーズ・デイズ"はポールが書いた曲の中でも余裕でトップ10に入るぐらい好きです。つか、この曲が欲しいためにCDを買ったと言っても過言では無いです。
あと、中学生の時に"ウォーター・フォールズ"のシングルレコードを買ったのですが、そのB面に入っている"チェック・マイ・マシーン"が(当時は)意味不明で怖くて泣けた記憶が。あぁ、あの頃が懐かしい(笑)。
デニー・レーンのアルバム"ジャパニーズ・ティアーズ"は見つからなかったんだけど、こちらのアルバムでそのタイトル曲及び"Go Now"とか聴けるから結構良いかも。(・∀・)
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