個人的に残念なニュース
有名作品:太陽の帝国(映画化) クラッシュ(映画化) 残虐行為展覧会
破滅SFを主体に書かれていた作家さんでした。破滅三部作とか濃縮小説(残虐行為展覧会は、この"濃縮小説"を集めたもの。正直、読むのはかなり苦痛かも)とか有名。
主人公の外の世界で起こる出来事ではなく、主人公の内部で起こる出来事に焦点を定めた作品とか書いていました。
僕がこの方の作品を読み始めたのは、彼是18年ぐらい前。大学生の頃です。当時は、P・K・ディック、フランツ・カフカ、カミュ、レイモンド・チャンドラー、フレデリック・フォーサイスとかを好んで読んでいました。特に、バラード、ディック、カフカ、カミュにはかなり入れ込んでおりまして、彼らの作品からの影響で、曲を書いたりしていました。
ここ最近では、"Running Wild(邦題:殺す)"が好きだったなぁ。バラード自身の脚本で映画化決定していたらしいんだけど、どうなったんだろ。これこそバラード風ってな感じでとても好きなんだけど、この作品。
あと、短編小説では何となくカフカっぽさも感じさせる「監視塔」と、かなり読みやすい濃縮小説「終末の浜辺(Terminal Beach)」、バラードにしては珍しくハッピーエンドを思わせる「プリマ・ベラドンナ」が好きです。あと、タイトル忘れたけど、広告にメッセージが潜んでいたってな(映画"ゼイ・リブ"を髣髴させる)作品も好きでした。
それと、一番最近購入した作品は、先々週の水曜日に購入した『楽園への失踪』です。まだ読んでいる途中。因みに、これと『殺す』は、某フタバ図書の中筋店で購入したのをはっきりと覚えています。
最後に、僕がどれだけこの方の作品を気に入っていたかについて、ひとつ。
僕が、バラード作品を読みふけっていた当時結成していたバンドで"Vermilion Suns"というバンドがありますた。これは、バラードの作品に出てくる地名"Vermilion Sands"からつけました。上記した「プリマ・ベラドンナ」も、この土地を舞台にした作品です(短編集"Vermilion Sands"の再販希望!)。
そして、その時に2枚組アルバム分の曲を書いたのですが、そのアルバム及びコンセプトのタイトルが"Terminal Beach(終末の浜辺)"でした。
そして、今も"Vermilion Suns"の名前だけは使っています。左側を見てね。今では、コメディな曲が多いけど。
2・自演乙 負けたぁ。('A` )
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