Things Viral / Khanate
"カネイト(KHANATE)"(正確な発音は"ハーネイト"に近いらしいが、日本国内では"カネイト"と表記されるのでそれに従います)の2ndアルバム。
内容は、前作に輪をかけて人間離れをしております。一般常識的には悪い意味で。
前作では多少なりとも起伏があったのですが、今回は、無いとは言えませんが、放棄しているとすら思えるほど殺伐としています。起承転結?何それ?美味しいの? ってな感じ。もう1曲目から死んでいます。何もかも。以上、信じられないとは思うけど褒め言葉。
簡単に曲紹介
1・COMMUTED … 暗い、重い、体調が悪いと死にたくなる
2・FIELDS … 暗い、重い、体調が悪いと死にた(ry
3・DEAD … 暗い、重い、体調が悪いと死
4・TOO CLOSE ENOUGH TO TOUCH … 内に留めよ....
ちと真面目に書くと、この2ndアルバムは個人的な感想ですが、カネイトのアルバムの中では最も殺伐としていると思います。起伏ある展開を放棄した結果、前作を超える禍々しさを表現することができた作品だと感じられます。冗談抜きで希望も何もない世界を体験してみたかったら、使えるかもしれません。でも、体調とか精神状態が不安定なときには聞かないように。本気で、洒落にならないことになるかもしれません。冗談抜きで。
歌詞は、前作はNice boatな内容でしたが、今回は作風を変えて、かなり詩的になっています。内容は不吉なのですが、前作みたいに直接的な言い方ではなく、含みを持った感じになっています。正直、音楽の方を変更したら、普通に受けることもありえそうな感じ(注:あくまでも僕の感想ね)。
ジャケットは、何がどうなっているのか分からないのですが、よい感じです。カネイトのジャケットはセンスが良いから好きだわ。あと、今回のジャケットは、何故か通常だったら裏に書いてあるべきレーベルの文字とか、値段とか、「このCDを許可無く~」とかの文章が表に書いていたりします。この謎な雰囲気も好きだわ。
あと、今回もジェイムズ・プロトキンの好意により、日本のみボーナストラックがついております。内容は、限定60枚のプロモーション用に収録されていた曲と、アナログ盤(要するにレコードね)のみに収録されていた曲が収められています。タイトルは以下の通り。
1・REH/IMPROV 1103
2・NO JOY (remix)
3・COMMUTED (coda)
2枚組みを通して聴くと、COMMUTEDで始まって、COMMUTEDで終わります。何と言うか、コンセプト・アルバムっぽくって良いですね。コンセプトが「死」とか「苦痛」とか「終末」とかになりそうですが。
次回は、3rdアルバムの紹介をします。初めてカネイトのアルバムを買ったのがこれです。アルバム紹介に加えて、何故にこのバンドのアルバムを購入することになったのかも書きますわね。(・∀・)ノシ
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