heart ache - dethroned / jesu
今年11月に発売された、"jesu"のデビュー作と、同時期から作成されていたミニアルバムによる2枚組アルバム。
収録曲は以下のとおり。
<Disk 1 - heart ache>
1 Heart Ache [19:42]
2 Ruined [20:14]
<Disk 2 - dethroned>
1 Dethroned [07:12]
2 Annul [07:16]
3 Aureated Skin [06:46]
4 I Can Only Disappoint You [07:09]
5 I Can Only Disappoint You (Extended DUB) ※日本盤のみボーナストラック
○Heart Ache
記念すべきjesuとしてのデビュー曲。インダストリアル・メタル風な出だしから、悲しい感じのメロディに繋がり、最後は幸福感を感じさせる展開になっています。
ジャスティンがjesuで何をしようとしていたのかが明確に現れている曲。
○Ruined
静謐な感じのピアノ演奏から始まる曲。途中からインダストリアル・メタル風な展開になり、最後には再度静謐に戻りますが、全体的には荒々しい印象を受けました。"jesu"の曲の中でもかなり荒廃した感じの曲かも。あとボーカルが珍しく吼えています。
○Dethroned
かなりヘヴィな感じのする曲。メロディは結構ポップ。声をエフェクタで変換しているのですが、ちょっとYMOを髣髴させる感じで面白い。
○Annul
インダストリアル・メタル寄りの曲。演奏とメロディはかなり重い。演奏だけ聴くと、スローテンポのメタルってな感じ。ボーカルは淡々と歌っているのが普通のメタルとは違うところか(エッジ・オブ・サニティの"Black Tears"みたいにそのような感じの曲はたまにありますが)。
○Aureated Skin
このアルバムの中では最もjesuっぽい感じがする曲。メロディが幸福感に満たされています。泣きメロと言うよりは、明るい感じのメロディ。"Conqueror"に収録されてる"Weightless & Horizontal"をコンパクトにして明るくしたような感じ。
○I Can Only Disappoint You
落ち着いた演奏による暗い感じの曲。Radioheadの"Street Spirit [Fade Out]"みたいな感じの曲が好きな方には気に入っていただけるかも。
○I Can Only Disappoint You (Extended DUB)
前曲をリアレンジした物。若干ではありますが、ビートが強調されているので、クールダウンできそうなテクノ系の音楽が好きな方には喜んでいただけるかも。jesuは一時期テクノ・トランスっぽい感じの曲もやっていたので、何となく納得できる感じのアレンジだと思います。
以上、簡潔にアルバム感想を書いてみました。本当はもう少し中身をしっかりと書こうかと思っていたのですが、"Heart Ache"の感想を書いている時点で収拾がつかない状態になってしまったので、なるべく感情を抜いて簡潔に書くことに致しました。
個人的に、メジャーコードによる泣きの曲が無かったのがちと残念。とは言うものの、昨年入手したjesuのアルバム"Opiate Sun"に収録されていた"Losing Streak"が今年もヘビーローテーションになっていたので、あまり気にはしていないのよね。つか、あの曲は昨年どころか、今年のベストに2年連続して入りそうな勢いなのだが。
いじょー。
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