"BR-600"と"BR-800"の違いについて
昨日BOSS社製"BR-800"を購入したのですが、"BR-600"との違いが意外なところにあったりしたので、それらも含めて1日ではありますが、感じた違いについて記しておきます。
<Wiki>
BR-800のWikiサイト "BR-800 Wiki" 様 (2011年7月9日追記)
当サイトのこのページが紹介されております。 無限ループで遊べます。
<メリット>
○文字の表示板が大きくなったので、必要なデータが人目で見られるようになった。BR-600の時は、ピークは下矢印ボタンを押すことによって見ることができていたのだが、その手間が不要になった。
○USB接続をした状態で、BR-800からギターの音を出すことも可能。多分600ではUSBモードに入ったら、うんともすんとも言わなかったはず
○記憶媒体及び容量制限が"CFカード 1GB"から、"SDHCカード 32GB"になった。これで、容量の心配は新機種が発売されるまでは無いと思います。
○ギター・ベースに関するインプットレベルを操作するダイアルが無くなり、ギター・ベースに関してはRecレベルのみで調整することになった。人それぞれかもしれないけど、僕にはこちらの方が管理しやすいので楽。
○マイク端子が標準のモノジャックだけだったのが、XLRタイプも追加された。4つマイク端子があるのだけど、そのうち一つは48Vファンタム電源を供給することができます。
<メリット・デメリットどちらか不明な変更点>
○内蔵されているエフェクタ及びアンプタイプに変更があったみたい。以前愛用していた組み合わせが無くなっていた(人によっては不要な音かもしれないので、メリットともデメリットとも言えないと思います)。
○操作ボタンは、600のゴム製から800ではタッチパネルに変更になりました。ボタンの横から埃などの汚れが入ることは少なくなった(フェーダーがあるから皆無とは言えない)のですが、タッチパネルが効いて欲しいときに効かなくて、ちょっと触っただけで予期していない動きをしたりするのが困ります。冗談抜きで、乙女の柔肌に触るぐらいの注意力が必要となります。触ったこと無いけど。
<デメリット>
○パンチイン・パンチアウトが若干面倒になっている。以前はもっと単純に出来ていたのだが。
○録音したトラックの一部データを消去とか、移動とかが出来なくなっています(BR600の説明書におけるP79~81の機能)。これによって、不要と思える部分のみを削除するということはBR800自体では不可能になりました。
尚、これは、僕が購入した初日で躓いたところでした。結局、知識が皆無に近いSONARを起動させて、録音したのをWaveデータにしてPCに写した後、勘でカット&ムーブを行いました。Sonarの使い方が全然分らないのですが、何故かメトロノームを起動させることだけはできるようになりました。半分、泣きながらですが。
<1月7日追記>: 録音したトラックは『削除とコピー以外の何もできない』と思った方が無難です。あと、例として1トラックに入れた音と2トラックに入れた音を、ムーブ機能を使って5/6トラックの片方ずつ(例:1→5、2→6)に入れることが不可能になっています。
また、BR600にあったバウンス機能が、無くなっています。よって先ほどの例に挙げた様な事をBR800のみで行うためには、マスタリングを使用して行うしかありません。また、マスタリングをする時には何らかのエフェクタをかけないといけないみたいです。そして、この作業(BR600におけるバウンスに代わる方法)を重ねて行うことによる"マスタリング時のエフェクタによる影響"が最終的にどのように現れるのかは不明です。(2011年3月11日追記:マスタリング時のエフェクタを切れば先ほどの赤文字部分は、問題ない「かも」しれません。)
○BR600みたいに、スタンドアローンでの編曲はほぼ不可能だと思って頂いてOKだと思います。BR800は基本PCと連結して作業することを前提とされて開発されています。例えば、BR600ではBR600のみでドラムのパターンを作成することが出来ましたが、BR800ではプリセット以外のパターンを使いたいときには、PCと連結してBR-800 Rhythm Editor也、Domino也、任意のソフトを使って作成する必要性があります。
以上、購入して一日で感じたBR600とBR800の違いでした。個人的なオススメタイプは以下の通りです。
BR600…PCに殆ど頼らず、スタンドアローンで可能な限り作成したい。持ち運びが楽な方を選びたい。
BR800…PCと連結した作業をするのにストレスを感じない&してみたい。SONARを試してみたい。
以上です。
2011年2月27日追記:BR-800では、BR-600で行えた"ソング・オプティマイズ"ができないみたいです。要するに、ミスをしたところを再録音した場合、BR-600の場合では過去の録音した部分を消去できた(=Undoは不可能になる)のですが、BR-800の場合ではそれが不可能になっているみたいです。ミスとか削除が不可能みたい(マメにUndoすれば話は別かもしれませんが)。(以下に続きます
2011年4月12日追記:MENU → SONG の中にある"SAVE CURRENT STATE"を行うことによって、"ソング・オプティマイズ"と同様の効果を得ることができます。(Keizzy様からの情報
やってみたところ、以下のような結果になりました。
Before:残り5MB(全体:944MB)・00:02:54
After:残り337MB・02:58:07
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コメント
私も、昨年8月にBR-600が壊れてしまいBR-800を使ってます。
感じていることがほぼ書かれています。ありがとうございます。BR-800という名前だとBR-600の機能はあるものだと勘違いする人が多いのでCR-600くらいの名前が適当でしょう(^_^;)
ソング・オプティマイズは、SONGのSAVE CURRENT STATEで同じ機能が確保されています。
投稿: Keizzy | 2011年4月11日 (月) 23時10分
Keizzyさん、いらっしゃいませ。(・∀・)ノ♪
>感じていることがほぼ書かれています。ありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。お陰さまで、とても助かりました。>SAVE CURRENT STATE
勝手ながら、記事に追加させていただきます。
ご来店及びご指導のほど、誠に有難う御座いました。本当に助かりました。えぇ、それぐらい困り果てていたんですよ、この件に関しては。
投稿: きぃ | 2011年4月12日 (火) 21時45分