K-ON! Movie Original Sound Track
映画『けいおん!』のサントラの感想等を書いたのでアップします。何かわけの分らない文章になっていたら、すみません。
<略語>
ライナー : 百石さんによるライナーノーツから
! : けいおん!(1期)
!!1 : けいおん!! (2期前半)
!!2 : けいおん!! (2期後半)
C : 炭素 (carbon)
<参考>
けいおん! オリジナルサウンドトラック の感想
けいおん!! オリジナルサウンドトラック pt.1 の感想
けいおん!! オリジナルサウンドトラック pt.2 の感想
窒素
注:2015年12月11日に、4年ぶりの追記があります。 追記の元ネタはサイト『忘れられた庭の静かな片隅』様の、『音楽視点で見る「けおん!」の世界1』からです。この場で、ブログ管理者のlos endos様に感謝を述べさせていただきます。まことにありがとうございました。尚、リンクはlos endos様からの許可を頂いております。
01. Have some tea?(MOVIE Mix)
ある意味、けいおん!のメインテーマ曲では無いのかと思える曲。!のサントラ1曲目と大体同じ(つか、まだ違いがよく分かっていない。ミックスが変っているそうですが)。やっぱり、この曲がないとねぇ。
02. 白銀の朝
!!1サントラに収録されている"Happy Rainy Day"と同じくピアノの単音を中心にして構成されているバラード曲。これは、映画で数回使われたような気がするのだけど。
03. 干し芋の季節
唯のテーマ(ライナー)。のんびりした感じの曲。何故、タイトルがこうなのかは不明。何故なんだろ。
04. こなゆき
タイトルで、全く違う何かの叫び声みたいなのが脳内に浮かぶのだけど、その元ネタを全く知らない僕。
2曲目(白銀の朝)と同じような感じのピアノ中心の曲。バックのチェロが最後に表メロディを弾いたりします。Kanon(ゲームetc)の"朝影"を少し思い出したわ。
05. ごり押しの理由
フリーテンポで作成された曲(ライナー)。これはとても面白い感じの曲です。現代音楽+クラシック+ポップってな感じの曲が好きな人にお勧め。逆に、この曲が気に入った方には"ペンギン・カフェ・オーケストラ"って言うバンド(若しくはプロジェクトって言うべきかしら)の作品をお勧めいたします。結構、こんな感じの曲もありますので。但し、ちょっと入手が難しいかも。中古でないと入手が難しいかもしれません。
06. 茶箪笥のかほり
若干スローテンポな感じの、コミカルな感じがする曲。
07. 二人の世界(MOVIE Mix)
"Have some tea?"とこの曲は、TVシリーズからの引き継かれた曲です。とんちゃん(すっぽんもどき)のテーマ曲ね。これは、部室のシーンで流れたはず。流れたときに気が付いた記憶が。
08. 茶柱運勢研究会
ライナーに書いてあるとおり、ジャズっぽい感じの曲です。ジャズ+イージーリスニングってな感じかしら。
09. Bossaでコーヒーを
映画ではかすかに流れていた曲。曲だけを聴くと、割と感動的なシーンに使われたような感じがしますね。実際は、本屋さんでの梓と憂の会話のバックで流れていたそうです(ライナー)。
10. お化けの同窓会
!!2の"抜き足差し足忍び足"に似た感じの曲。オカルト研の自分たちでツボに入っているシーンが結構好き。
11. ガラスの向こう側
4/4と3/4の箇所で構成された曲。変拍子は結構珍しいかも。
12. 正直者が考えた嘘
6曲目の別バージョン。どのシーンで使われたんだろう。さすがに全部が全部は覚えていないし、まだDVDとか発売されていないから何とも分からない(注:これを書いているのは平成23年12月21日です)。
13. その笑顔が好き
オルガンがメインの曲。普通にポップな感じが。
14. 海に行こうよ!
空港での曲。何故に、このタイトルなんだろう。元ネタがあるんだろうけど、思いつかない。
70年代のアメリカポップ&ロックでよく使われた感じの音とアレンジがされている曲です。特に、ブラスが。
ふと思ったんだけど、タイトルは"YMCA" → "village people" → "Go West" ってな連想かしら?この曲(海~)のイントロがYMCAっぽいかな?と、思ったんよ。(追記:投稿した後で聴き直してみたら、全然違っていました。ごめんなさい。でも、折角なので記事はこのまま残しておきます。ひょっとしたら、どなたかにリンク先の曲が受けるかもしれないので)
15. 水浴び大好きあひるちゃん
タイトルの意味が分らない。w
ターラーラー、ターラーラーララー、タラララー、ターラーラーララー、ラーララララー、ラーララララー ってな感じの曲がライナーにある「あんな感じ」のそれかもしれないのだけど、インストの曲(のはず。僕が聞いたことがあるのが誰かによるインスト版だったらアウト)なので、歌詞も何も無いので検索しようが無い。
でもって、執念深く色々と探していたら、脳内にあるのとは違う曲を見つけまして、案外これかなと思ったので紹介しておきます。
Ronnie Aldrich, his Piano & Orchestra - Airport Love Theme
で、再度比較してみたんだけど、やっぱ違うかも。脳内曲が正しいと思うんだけど、思い出せない、タイトルが。
2015年12月21日追記:
元ネタが分かりました。"Love's Theme" / Barry White & Love Unlimited Orchestra です。これですよ、これ。僕が上で書いていたメロディか何かは。つか、30年以上前から知っている曲(家にLPはあったのよ)なのですが、この度やっとタイトルとかが分かりました。
16. 地中海楽団
オリーブの首飾りEl Bimbo(Tanha Shodam)/Le Grand Orchestre de Paul Mauriat
これは簡単だったわね。タイトルにもヒントがあったし。
17. Spilled tea
本アルバムの中で一番短い曲(17秒)。映画の予告編で使われたそうです(未見)。
18. Traditional tea
映画で始めて聴いたとき、思わず笑ってしまった曲。このアレンジ好きだわ。つか、この曲を聴くたびに、"モンティ・パイソン・フライング・サーカス"の第1クールで流れた割と長編の"SFスケッチ"を思い出します。因みに、このスケッチではスコットランドがネタになっておりまして、バグパイプはスコットランドのものが有名なんよ 。
音楽関係だと、KORN(って言うバンド。正式にはRの文字は逆に書くみたいです)で使われていたり、ウィングス(元ビートルズのポール・マッカートニーが結成したバンド)の"Mull of Kintyre"で使われています。
19. Air of northern countries
この曲を映画で聴いたときに、猛烈に今回のサントラが欲しくなりました。多分、元ネタはU2(アイルランドのバンド)の5枚目のアルバム"ヨシュアトゥリー"1曲目の"Where the streets have no name"では無いのかと思います。
この曲のロングバージョンが欲しい。今回のサントラの中で一番好きな曲です。
20. London E
ビートルズの7枚目のアルバム"リボルバー"の最終曲"Tomorrow Never Knows"っぽいベースラインに乗ったロックナンバー。メインメロディは、"ボブ・マーリー"の"アイ・ショット・ザ・シェリフ"の一部に何となく似ているような気がしないでもないです。因みに"アイ・ショット・ザ・シェリフ"は、エリック・クラプトンがカバーしたのが結構有名です。で、そのエリック・クラプトンは(俗に言う)三大ギタリストの中で、この作品の中で何故か名前を呼ばれておりません(他の2名は、ジェフ・ベックとジミー・ペイジ)。なぜなんだろ。
2015年12月21日追記:元ネタに追加。"Put Yer Money Where Yer Mouth Is" / Oasis がこの曲のイントロの元ネタになっています。オアシスに関してはあまり詳しくなかった(無知ってわけではなかったのですが)ので、これは全く気が付きませんでした。つか、London E のタイトル元ネタがこれか。やるねぇ。
21. Yearning for the Far East
本アルバムの中で一番長い曲(3分27秒)。ライナーにあるように、確かに海外(特に西洋文化圏内)の方々が日本のイメージから曲を考えたらになりそうだなぁ。もっとコミカル路線行くかと思ったけど、結構落ち着いた感じの曲になっています。これ、料理店でこっそり流しても大丈夫かも。でも、銅鑼が入っているから中華料理店の方に合いそうな気がするなぁ(因みに、銅鑼はワザと入れてらっしゃいます。ライナーより)。
22. Pleasant despair
テクノっぽい感じの曲。ドラムの音が時代を感じさせるような感じ。KORG社から出ているDS-10(アナログシンセ風な商品)で使われていそうな感じの音だわ。
23. Train-D
珍しくボーカル入りの曲。ボーカルのAndrew MacKinlayさんについて検索してみたら、イギリスの政治家さんが出てきました。
いや、別人だろうけど、偶然にしては面白いなぁ。
感じとしては、90年代ぐらいに流行ったテクノポップの感じが。ニュー・オーダーの、ブルー・マンデーっぽい感じがします。
24. 私のきもち
普通に落ち着いたポップな感じの曲。
25. かりんとう男爵の一週間
ライナーによるとロシア民謡『一週間』の代わりの曲だそうです。この曲は、凄く珍しいことにモノラル録音です。これで、音をもう少し悪くさせて1950年代のヨーロッパ辺りの白黒映画で使われた曲と言って誰かに聞かせたら、信じてもらえそうな感じの曲です。映画でのコミカルな(ある意味)悪夢のシーンにピッタリな曲。今時期にあえてモノラルにしたのは大正解だと思います。
26. Fairies’ Party
一つ前の曲がモノラルだったので、いきなり音の空間が広がったような感じがします。フォーク調なんだけど、メロディが何となくロックっぽい感じがします。レッド・ツェッペリンの2枚目、3枚目あたりにあるフォークタイプの曲っぽい感じがしないでもないです。
27. 退屈な時間
ネットで結構話題になっていたと思われる曲。ビートルズの"ストロベリー・フィールズ・フォーエバー"に似ているんですよ(多分、わざとだと思います)。これもロングバージョンで聴きたい。あと、56秒辺りから右チャンネルで聞こえるストリングスっぽい音は"アイ・アム・ザ・ウォルラス"をイメージされたのかなぁ。
28. 結局今日も遅刻じゃないですか!
29. そんな訳でタクシーで…、
30. げげっ!大渋滞!!
この3曲は一セットかなと思ったら、ライナーにそう書いてありました。ホテル内でのシーンで使われているそうです。この3曲セットは凄く好きです。こんな感じのコミカルな曲が好きなんよ。あと、ジョージ・ハリソン(元ビートルズの人)が作成したサントラ『不思議の壁(Wonderwall)』 に収録されている"Drilling A Home"を髣髴しました。この曲(Drilling~)もこんな風にテンポが早くなったりするんよ。曲のイメージも若干似ている感じだと思います。あと、タイトルがどう考えても曲そのものとは無関係だと思える件について。いや、これはこれで別のストーリーがあって面白いけど。
31. お日様キラキラ散歩道
ライナーによると、百石さんが得意な感じのアレンジの曲だそうです。OP曲"いちばんいっぱい"でも良く似た感じの吹奏楽器(トランペット?)が使われていたような気が。と言うか、聞き比べてみると結構似たような感じの曲だと思います。この曲と"いちばん~"は何となく雰囲気が似ていると思います。
32. Artificial Candy
何となく、この曲の元にあるのはサイケロックでは無いのかと思います。曲展開・コード進行・ベースラインとかが。
33. ごり押しの言い訳
5曲目の別バージョン。5曲目とのタイトル繋がりが好きだわ。こちらは、5曲目と比べるとアヴァンギャルドっぽいところが薄めかな。使う楽器によって、こうも印象が変るものなのか。
34. 女子の集中力
ELOの"トワイライト"が元ネタかなぁ。数年前ドラマ『電車男』のタイトル曲として使用された曲ね。因みに、ELOもイギリスのバンドです。
35. Red jacket
YMOの1stと2ndの曲を組み合わせたような感じが。メインメロディは2nd収録の"Absolute Ego Dance "のメインでは無くて中間部分のメジャーコード部分のメロディが元ネタかも。メインメロディに入る直前は2ndタイトル曲"Solid State Survivor"で、後ろでスネアと同時に若干流れている音は1stの"LA FEMME CHINOISE"、1分20秒からの部分は1stの"東風"、が元ネタかなぁ。
つか、この曲のタイトルを訳したら『赤いジャケット』だよねぇ。それって、思いっきり2ndのジャケットのパロじゃないか。w
36. Stylish mistake
!!2サントラ収録"Pasadena Fwy"の姉妹作みたいな感じの曲。この曲と"Pasadena Fwy"はサントラ兼、百石さん個人の思い入れが出ている曲なんじゃないかな。何か、凄く生き生きしている気がする。あと、終わり方が"Here comes the sun"かと思った。w あ、でも、Abbey Roadネタが少しあるから、それはそれで納得だわ。
あと、百石さんって、ひょっとしてナイト・レンジャー(アメリカのハードロックバンド)がお好きなのかなぁ。何か、この曲と"Pasadena~"は、ナイトレンジャーっぽい気がするんよね。
Night Ranger - (You Can Still) Rock In America
Night Ranger - When You Close Your Eyes
Night Ranger - Don't Tell Me You Love Me
37. Winter night in a warm room
ライナーを読んで気が付いたのですが、この曲は2曲目と同じメロディだそうです。どうりで、2曲目を聴いたときに何回か使われていると思ったわけだ。一度目映画を観たときに、このシーンの曲が好みのタイプだったので2回目観に行ったときに、集中して曲を聴いたので、そんな風に思ったのかもしれません。因みに、この原稿を書いているのはその2回目を観に行った日です。
でも、ちょっと気になって2曲目と何度か聴き比べてみたら、確かに同じメロディだけどメロディ自体のテンポが異なっていたり、アレンジとか使っている楽器が違っていたりするので、全く違う曲に聴こえたり。つか、しばらく『同じメロディ?』って頭をかしげていました。つーことは、さっきの思ったこと(タクシーのシーンで集中していたので↑の様に思った)は、思い違いかも。
(2012年1月11日の追記)
もう一度観てきたのですが、僕の勘違いではなくて2曲目の「白銀の朝」だけは2回使用されています。使用箇所は忘れたのですが、ラスト近くだったと思います。
38. 一等賞
ひさびさに、普通にコミカルな感じの曲が。
39. Far distant past
これも、2曲目と同じメロディ。ライナーを読んでいたら、この曲に関しては、もう一度映画を観ながら使われているシーンを確認したほうが良いと思いました。音の重ね方と、映画のシーンがどのように組み合わさっているのかが気になります。
40. しあわせのかけら
大人しい感じのバラード風な曲。映画の最後の盛り上がり直前のシーンあたりで使用されたみたいです。屋上のシーンね。
以上、簡単にですが、個人的な感想等を書いてみました。そろそろ、サントラでの個人的ベストネタでも書いてみようかなぁ。結構サントラ聴いているし。実生活でのBGMで重宝しているんですよ。例えば、何かを聴きたいんだけど何を聴いたらよいのか分らないときとかに聴いていたりしています。
いじょー。
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