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ある日、爆弾がおちてきて 【小説紹介】

 電撃文庫から出版されている、短編集です。作者さんは『古橋秀之』さんと仰います。

   

 ジャンルは、あるルールが関するSF+"ボーイ・ミーツ・ガール"風です。ラブコメ+SFってな感じ。以下、簡単に感想とか、色々と。若干、音楽アルバムを紹介するような文章になると思います。慣れがあるので。あと、全作品は孤立した話になっていると思います。1曲目と、ラストナンバーはタイトル等がリンクしている気がしますが。

   

 収録作品&簡単な紹介。

   

・ある日、爆弾がおちてきて

 ロックアルバム風に言うと、タイトルナンバー。ある日、主人公の目の前に、女の子の形をした爆弾が降りてきます。彼女の目的とは?彼女が求めていたものとは?
              

(アルバム風に言うと)OP曲かつ、タイトルナンバー。本作のトータル雰囲気を表している作品です。

 
       

・おおきくなあれ

 何からのショックで、精神&記憶が退行する病気にかかった幼馴染。そうなった幼馴染の世話をする主人公(この作品集の主人公は全員男性です。念のため)。段々と精神と記憶が退行していく幼馴染であったが....。

 ラストのオチが素晴らしい作品。この種類のオチで、暖かい感じってのは貴重かも。

     
     

・恋する死者の夜

 本作品集の中では、唯一マイナーコード主体の感じの作品です。尚、本作品集では、色々な変わったシチュエーションが登場いたします。通常の作品ではそれを感知しているのは主人公だけで、それ故の問題とかを一人で抱え込んだりすることが多々あるのですが、本作品集では殆どそんなことがなくて、(今の僕たちの日常と比較して)異常な状況は登場人物全体、若しくはその世界全体で周知されているってのが多いです。因みに、本作もそうね。

     
  

・トトカミじゃ

 本作品集のメインテーマがかなり反映された作品です。人によっては、ラストでサムズアップをしたくなるかもしれない作品。ロマンチックじゃね。(b^-゚)

     
   

・出席番号0番

 本作品集の中で、一番スラップスティック風の作品です。出席番号0番の何か(幽霊?)が巻き起こすトラブル、トラブル、&トラブル。真実はどっちだ!?

     
   

・三時間目のまどか

 本作品集の中では珍しく、主人公一人で問題に対峙するお話です。

 高校の三時間目のある一定時間だけ、教室の窓のガラスに現れる女性。彼女の正体とは? そして、真実を知った主人公のとった手とは!?

 本作品集の「主人公=男性」は割りと状況に流されるタイプなのですが、本作品ではその状況に立ち向かいます。この作品集の中では、2番目に冒険素質があるかも。

      

 で、個人的に思う一番冒険素質があると思う作品が、

  
         

・むかし、爆弾がおちてきて

 タイトルナンバーのリプライズな感じの作品です。但し、過去に既に爆弾が落ちてきたってなシチュエーションから始まります。 

 読めばすぐに分かりますが、時間に閉じ込められた少女がいます。そして、その少女を見つめ続けてきた男性。時間に閉じ込められた少女のために、彼がとった行動とは!?本作品で一番の冒険素質がある(と、僕が思う)作品です。

  
    

 以上、駆け足ですが、感想等でした。

    
  

 続いて、ちょっと感じたことを書きます。尚、ネタばれ要素がありますので、それを避けたい方はここで読むのを止めといて、作品を入手して楽しんでください。一応、ここにアマゾンのあれこれを貼っておきます。残念ながら(って言ってよいのかどうか)、僕が住んでいる近隣では中古でも見つからなかったのよ、この作品。だから、アマゾンさんで購入したのよ。

  
     
 
   
 
  
  
  
 
 
  
  
  
   
    
   

 以下、ネタばれを含む感じたこと等。

  
   

 この作品の作者様は、神奈川県のご出身だそうです。えぇ、普通だとどうでも良い情報かもしれませんが、僕は予想と違っていたので驚いたのよ。理由を書く前に、ちょっとネタばらしを含めて書くわね。

   

 1曲目で、タイトルナンバーの「ある日、爆弾がおちてきて」ね。主人公の男の子の名前が長島で、ヒロインの名前が広崎なんよ。もう一度書こうか。ね。

 広崎の胸にある時計。元ネタは『世界終末時計』かしら。HMバンドIron Maidenのファンの方は特によくご存知かも。Iron Maiden - 2 Minutes To Midnight

      

 ラストの「むかし、爆弾がおちてきて」。舞台は、どの都道府県とは書いていないのですが、『平和記念公園』が舞台となっております。そして、194×年8月6日が舞台の一因となっております。尚、時刻は午前8時15分ではなくて、他の時刻になっております。その時刻に関しては、この作品を一つのトータルアルバムとして考えてみると、楽しいかもしれません。つか、これらのことで、古橋先生が僕と同じ地元民かと思ったわよ。

 
    

 以上、簡単ではございましたが、小説紹介でした。

    
  

 それと、イラストの『緋賀ゆかり』先生のお仕事も素晴らしいです。作品全体の雰囲気を上手く表してらっしゃると思います。つか、最後のあとがきでの挿絵によるオチの付け方が綺麗だわさ。

  
    

 いじょー。

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