昨今話題になっている女子中学生監禁に関してよくありそうな疑問に対するツッコミ
実際、ちらほらとネットとかでも出てきているので
あと、今日のこの日記は相当キツイので、早ければ明日早朝にでも非公開にすると思います。
○どうして逃げなかった?
どうして逃げられたと思う? 鍵がかかっているかいなかったかは犯人のみが知ることだし、ゲームとは違ってバッドエンド=死の可能性もあるんだぞ
○戦えばいいじゃん
女子中学生の一般的な女の子が、成人男性に勝てると思ったら平和ボケも甚だしい。凶器を持って刺すとかすれば?とか思う人もいるかもしれんが、普通の人が人を刺したりするってのは予想以上に難しいと思う
○窓から助けを呼べば良かったのに
助けを呼んだとしましょう。で、あなたは助けに行きますか? 脳内映画だと助けに行って華麗な活躍するあなたがいるかもしれませんが、実際は
『誰かが代わりにやってくれるだろう』
若しくは
『...空耳だな』
だと思いますよ。意外と人は助けないものさ。もしもあなたが、そんなシーンでも果敢に行動できるならやって下さい。冗談抜きでその時あなたは賞賛に値すべきヒーローかヒロインになれると思います。それほど、実行に移すのは難しいんだわ。逆に言うと、実行に移せなくても仕方ないと思います。それが、人間だもの。煽りぬきで『自分が生きる』と言う意味で考えると、それが最善です。誰もが、自分を生かす権利がありますから。僕は皮肉を言っているわけではありません。『自分が生きる』を人が最優先するのは、当然の権利だと思います。それが否定される世の中ってのは間違えていると思う。
○外に出されたときに逃げろよ
追いつかれたらどうするんでしょうね。くどいようだけど、何が起こるかわからない状態ですよ。下手すれば待っているのは死だし、過去に監禁とかで死に至ったケースもあるでしょ。人間、口では何とでも言えます。でも、実際に自分の目の前に死がリアルにぶら下がってきたら、きれいごととかポジティブな考え方とか消えます
○ストックホルムシンドロームに対して
それはあると思います。つか、不条理な状態に対して、生きていこうとしたら、いま目の前にある状況を脳内で無理やりにでも同化させようとしたら、それしか無いじゃん。生きなきゃ。何があっても『自分が生きる』ってのを最優先させなきゃ。僕は、この症候群の元となるのは、生きるために無理やり書き直された脳内ストーリーだと思います。生きなきゃいけないんだよ、生きなきゃ。
○今回の事件に対して、どうすれば良かったか
事件になる前のことに関しては、状況とか場所の状態がわからないから何も言えません。ただ、今回は犯人の油断(と言うより、慢心だったと思う)を突いた(=閉じ込められていなかった&隙があった)彼女の洞察力&推理力の勝利だったと思います。勝者がいない勝利ですが
今回のような事件を通して、僕達は何が出来るか。その答えを考えてはみるけど、未だに見つかりません。
一度だけでも良いから、マスコミ各社が事件のセンセーショナルなところだけを取り上げてお祭り騒ぎをして楽しむだけでなくて、物事の本質、人の心に巣食う虫に焦点を当てて探るような事をしてもらえないでしょうかね。この手の事件が起こるたびに、喜んでいるのでは無いのかと思うことがあるのよ。
反論はあると思うのよ。でもね、だったら誰か教えて下さい。
どうして、被害者の女性が乗っている車に報道陣が群がったのですか?
どうして、わざわざスモークガラスにしている車にカメラが近づいたのですか?
何を写したかったのですか? 被害者女性を写したかったのですか? 何故ですか? 憔悴した顔でも取りたかったのですか? それを公共の電波に乗せて、彼女を公開処刑をしたかったのですか?
それでは、良い月末を
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