プリンスで検索されてお越しになられた方々程は詳しくはないと思うんだけどね。
先日、プリンスが虹の向こうへ行ってしまいました。天国のヒットチャートは凄いことになりそうですね、今年は。
僕がプリンスを知ったのは多くの方と同じく、パープル・レインでした。何か気に入ったので、シングルレコードを買いました。B面はアルバム未収録曲だったはず。
それから少し経って、高校2年生になってしばらくして同級生のI君が、僕にエレキギターを買わないかと話を持ちかけてきました。それまで、彼から色々と購入はしていたのよ。で、気になるお値段は1万円。そしてLPを3枚ほど付けるとの事。そして、購入を決断した僕が選んだアルバムが『パープル・レイン』、『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』、そしてデュラン・デュランの『セヴン&ザ・ラグド・タイガー』でした。で、LP『パープル・レイン』を聴いた感想が
ジミヘン(ジミ・ヘンドリックス)生きとるじゃん!!! (・∀・)
でした。いやね、もうね、ギターを弾きまくってシャウトするプリンスのかっこよさに痺れたわ。つか、マジでジミヘンの再来だと思っていたのだが。あと、このアルバムは好き過ぎて、バンドスコアを買って色々とコピーをしておりました。「パープル・レイン」はある程度カバーできていたんじゃないかな。あの、ギターソロを頑張ってコピーしたものよ。
続いて『アラウンド~』。 たちまち2曲目ぐらいまで聴いて思ったのが
前作の路線、全く投げ捨てているやんけw (゚∀゚)
あまりの違いっぷりに笑ったわ。尚、元々ビートルズとか聴いていたので、色々なジャンルの音楽は好きなのよ。で、特にサイケロックは好きでねぇ。3曲目のアヴァンギャルドな出だしからのバラードとか最高じゃよ。この曲は歌詞も凄く好き。B面はシングル向けの曲が3曲立て続けに来ましたが。因みに『ザ・ラダー』の歌詞も好きなのよ。
それからしばらくしてアルバム『パレード』が発売。他のクラスにいたO君がLPを購入したので、お願いしてダビングしてもらいました。で、そのテープを体育祭の練習日の休憩時間に聞いていたら(それまで何回かは聴いていました)、同級生のKZが
何聴いてるん? (・∀・)
って尋ねてきたので「プリンス」って答えたら、彼もプリンスが好きってことで、再度1曲目から聴きなおすことになり、最初は小さめだったのですが段々とエアボーカルとエアギターが大きくなって、最後にはヘッドホンしている二人が大騒ぎしているってな暗黒舞踊なことになってしまいました。尚、この件をきっかけとして、KZとは仲良くなったのよ。一時期はクラス公認のカップルレベルだったからなぁ、男同士なのに。で、このネタがどんどんと進化していきまして、最終的には高校3年生のときの文化祭の出し物までなってしまいました。尚、その時にエア演奏したのは『パレード』収録の『KISS』でした。ちゃんと、振り付けとかも考えたわよ。その時の写真があるんだけど、その中に僕のお気に入りの1枚があるんよね。写真部の後輩君が撮ってくれた1枚がかなり格好良いんだ。
話は少し戻って、高校2年生のときの修学旅行。2月の後半だったのですが、スキー旅行に行きました。この時に『サイン・オブ・ザ・タイムズ』が発売されていたらなぁ。電車の中で二人でハイパープリンスタイムができたのにぃ。尚、その代わりと言っては何ですが、ビリー・ジョエルとかボストンとかがヘビロテでした。
続いてのアルバム『バットマン』は、大学生の頃じゃね。この頃から僕の趣味が段々とマニアックな方向に走り出したってのもあって、あまりプリンスは聴かなくなったのよ。せいぜい2枚で発売されたベストと、『グラフティ・ブリッジ』と『3121』と『Come』と『レインボウ・チルドレン』と『N.E.W.S』ぐらいでしょうか。昨今の僕はスラッジ・ドゥームみたいな重い曲か、全く逆方向のジャズ・フュージョンを聴いていることが多いからねぇ。
長くなりそうなので、以下簡単にアルバム感想を。
○1999
『リトル・レッド・コルヴェット』が好き。個人的ベストの中に入れている。アルバム全体の感想はあまり無いのよ。『1999』もギターカバーしてみたけど。
○パープル・レイン
不動の1枚。好きな曲が多いけど、ギターに関して言うと『レッツ・ゴー・クレイジー』・『コンピューター・ブルー』・『ウェン・ダブズ・クライ(の前奏)』・『パープル・レイン』が熱いわね。『コンピューター・ブルー』はもう少し評価されても良いと思うのだが。
○アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ
3曲目のある意味難解な曲が好き。『ラズベリー・ベレー』と『ポップ・ライフ』は個人的ベスト。特に『ポップ・ライフ』は相当気に入ったのか、一時期思いっきりパクリな曲を書いていた(思いっきり過ぎたのと、脳内の音が再現不可能だったから破棄したけど)。尚、そのパクリ曲のタイトルが『ライフ・キャン・ビー・ソー・ナイス』ってのがどうにもこうにも。『アメリカ』も好きじゃねぇ。あのホットな出だしがもう。先述したけど『ザ・ラダー』はメロディも歌詞も好き。
○パレード
ある意味僕の人生の一部はこのアルバムがあったから、始まったんだよなぁ。後にエアギタリストになり、それが進化して本当にギターを弾くようになるとは。OP曲とKISSが人生に影響与えた曲じゃね。一番お気に入りはラストの曲。楽しいときなんていつまでも続かないんだ。
○サイン・オブ・ザ・タイムス
何かもう色々と入っているアルバムですわね。淡々とした曲あったりしたり。淡々系の曲は個人的にはあまり好みじゃなかったなぁ。逆に『プレイス・オブ・ユア・マン』みたいな分かりやすい曲は好きでした。この曲は、途中からのあの展開部分までをコピーしましたわ。もう一ヶ月早くリリースされていればなぁ。
○バットマン
アルバム自体にはあまり思い入れは無いんだけど、『バットダンス』だけはもっと評価されるべきだと思う。出だしの方に入っているスティール・ドラム(?)の音色は普通思いつかないと思う。
○COME
このアルバム、マジでどうしようかと思った。谷村新司で言うと『抱擁』みたいなアルバムじゃないですか。ディープすぎるよ。
○NEWS
さっき書いたけど、ここ最近フュージョン系をよく聴くのよね。んで、このアルバムはそれに近いっちゃぁ近いんだわ。つか、プリンスのギターを聴きたければ、これを聴こう。お勧めは強いて言えば3曲目だ。
つか、このアルバムを聴いていて思ったのが、プリンスとフランク・ザッパって結構共通点があるんよね。
・マルチプレイヤー
・ギタリストとしても有名
・変態
・薬嫌い
・仕事好き
・アメリカのミュージシャン
異なる点は「プリンスにはヒットアルバム・ヒット曲があるけど、フランク・ザッパには特筆すべきのは無いんじゃないかな?」って事かなぁ。フランクの曲がビルボード1位とかは無かったはずだ。
簡単に解説しておくと、
・マルチプレイヤー
これは文字通りです。プリンスのマルチは有名だけど、フランクのはあまり有名じゃないかも。
・ギタリスト
プリンスは「素晴らしいのに世間の評価が低いギタリスト」部門で結構上だったはず。まぁ、プリンスの場合歌とかダンスとか色々と他の要素があるからねぇ。一方フランクはギターソロの曲を集めたアルバムを結構出しています。弟子にスティーブ・ヴァイとかいるから、それなりに評価はされていると思うよ。
尚、フランクも結構歌います。バリトンボイスですが。プリンスとは違う声質なのよ。
・変態
世間的な一般認識はそんな感じなんだろうなぁ。ラブセクシーのあのジャケットは単なる露出趣味じゃなくって、宗教的な意味がある(らしい)のだけどなぁ。でも、『ダーティ・マインド』のジャケットは趣味じゃないのかと思う。フランクに関しては、ここに書く勇気が無いなぁ。歌詞がなぁ。SMちっくな歌をメロディアスに歌うなよw ってな感じだからなぁ。尚、西洋圏の人にフランク・ザッパ好きって言ったら、何か凄いリアクションがきます。日本だと『趣味はエロゲーです』って言うぐらいの破壊力があるのだろうか。
・薬嫌い
プリンスは(麻薬系の)薬物とかは嫌いだったそうじゃね。尚、フランクは徹底した薬嫌いでした。麻薬に手を出したメンバーを即解雇したり。
・仕事好き & アメリカ
文字通り。
何か、分けわかんない方向に暴走しちゃったけど、そんな感じの日記でした。まとめる気は全くないです。投げっぱなしで終わりです。最後に、昔あった多分有名なジョークを。
A: プリンスの好きな色って知ってる?
B: 紫?
A: 答えは青(アォッ!)
文字にすると凄く下らないけど、何回かこのネタ聞いたぞ。一応自分の名誉の為に書いておくけど、考えたのは僕じゃないぞ。
で、終わらせる予定だったのですが、重要なことを書くのを忘れていたので追加。
いや、何かと言いますと、個人的にプリンスの曲で一番好きなのを書く予定だったのを忘れていたのよ。んで、僕が一番好きな1曲と言うより2曲で一つなのですが、それは
スターフィッシュ・アンド・コーヒー ~ スロウ・ラブ
です。サイン・オブ~に収録の曲ね。この2曲の流れが好きってなレベルじゃなくて、もうありえん。スターフィッシュ~の爽やかでハッピーな感じから、しっとりとしたバラードのスロウ・ラブへの流れが凄すぎる。ほんと、修学旅行のときにこのアルバムがあったらなぁ。
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